植物が根から鉄を吸収する機構の解明 -不良土壌を改善する次世代肥料の開発に期待- | 日本の研究.com

私たち人間に必要なミネラルのひとつに
「鉄」があります。鉄は赤血球の材料になり、
全身に酸素を運ぶ役割を担っているため、
欠乏するとさまざまな症状が現れます。

鉄｜栄養教養学部/カラダ整え学科｜栄養素カレッジ｜大塚製薬
https://www.otsuka.co.jp/college/nutrients/iron.html

この「鉄」ですが、植物にとっては、
葉緑素の生成を助ける大切な成分であり、
代謝や呼吸に関わる酵素の構成成分でも
あるのですが、アルカリ性不良土壌では
鉄は水に溶けにくい三価鉄として存在するため、
鉄の吸収が著しく阻害されるそうです。

しかし、イネやムギは、「ムギネ酸」と呼ばれるものを
分泌して、三価鉄と結び付き、水溶性となった
ムギネ酸鉄を吸収するという仕組みがあるそうです。

理化学研究所、公益財団法人
サントリー生命科学財団生物有機科学研究所、
徳島大学、東京大学、京都大学の
共同研究グループは、イネやムギが
「ムギネ酸」と呼ばれるものを分泌して、
吸収しにくい三価鉄を吸収するという
仕組みについて解明するため、
クライオ電子顕微鏡を使った構造の確認などで
イネ科植物が土壌中のムギネ酸鉄を
吸収する仕組みを解明。

詳しくはリンク記事でご確認ください。