加齢黄斑変性は、老化に伴い、眼の中の
網膜というカメラのフィルムにあたる膜の中心に
出血やむくみをきたすことで、
視力が低下する病気です。
知っておきたい加齢黄斑変性―治療と予防―|公益財団法人日本眼科医会
https://www.gankaikai.or.jp/health/51/index.html
この加齢黄斑変性の発症メカニズムは
未だ不明な点が多いのですが、
免疫関連遺伝子の変異による要因に加えて、
喫煙や肥満などの炎症を惹起するような
環境的要因の蓄積によって引き起こされる
と考えられているそうです。
京都大学とモントリオール大学の研究グループは、
一度太った状態を改善させることで、
加齢黄斑変性が改善するかどうかを調べるため、
肥満既往マウスを作成し、体重が正常な状態に
戻った段階で加齢黄斑変性が改善したかどうかを
確認する実験を行いました。
その結果、新たに発見されたこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。
畑匡侑 医学部附属病院特定講師(研究当時:モントリオール大学ポスドク)、Przemyslaw Sapieha モントリオール大学教授らの研究グループは、肥満を改善させることでAMD発症が抑えられるかを検討したところ、予想に反して、過去の肥満が自然免疫系に長期間記憶されており、晩年の神経炎症やAMDに悪影響を与えることを発見し、そのメカニズムを突き止めました。
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