私たちが自身の認知とは別の矛盾する認知を
抱えた状態、またそのときに覚える不快感を
社会心理学用語では「認知的不協和」と呼びます。
認知的不協和|Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/認知的不協和
今回は、この認知的不協和を経験する人が
そうでない人に比べて体への負担が増加しているのか
どうかを実験した研究結果をご紹介します。
オハイオ州立大学の研究チームは17人の被験者に
モーションセンサーを装着してもらい、
「軽い箱を正確な位置に移動させる」という
簡単なタスクを実施。
タスクの練習を目的とした短いトライアルを1回行った後、
45分間のタスク実行トライアルを2回繰り返しました。
1回目は肯定的なフィードバックを、2回目は
被験者の動きが変わっていなくても否定的な
フィードバックが与えられ、この際にセンサーと
モーションキャプチャーで被験者の脊椎にかかる
負荷を測定すると共に、血圧や心拍数の変化および
アンケート結果を基に被験者が感じていた
認知的不協和を推定。
詳しくはリンク記事でご確認ください。
「病は気から」という言葉がありますが、近年は実際にさまざまな精神的要因が病気や健康問題に関連していることがわかっています。新たな研究では、自身の中に矛盾する複数の認知を抱えて不快感を覚える「認知的不協和」を経験する人は、そうでない人と比べて体への負荷が増加してしまう可能性があると示されました。
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