芝を植生して美しい緑の絨毯が広がる
大学のキャンパスは数多くあります。
こうした芝生の部分を野生の草花に
切り替えた場合にどのような変化があるのでしょうか?
イギリスのケンブリッジ大学のキングス・カレッジでは、
都市部の芝生を草原に置き換えた際の
影響について調べるため、2019年から、
「King’s Back Lawn」として親しまれている
裏庭の約40%に芝生ではなく野生の草花を
植える実験を行いました。
この実験では、野生の草花を植えていますが、
そのまま放置するのではなく、できる限りケルト由来の
伝統的な慣習「ラマス(Lammas)」に従って管理。
8月1日の「ラマスの日」と12月の2回に分けて
350mmほどの高さに刈り込んだり、
訪問客が増えるシーズンには手作業で好ましくない
雑草を除去するという活動は行ったそうです。
約2年後の2021年に従来の芝生の部分と、
野生の草花を植えた部分を比較してわかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。
イギリス・ケンブリッジ大学キングス・カレッジの名物である芝生を野生の草花に置き換えたところ、植生が豊かになって保護が必要な種を含む生き物が増え、ヒートアイランド現象が抑制されて涼しくなり、メンテナンスの手間も減って二酸化炭素排出量が削減されるなど、多数のメリットがあったことが報告されました。
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