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コロナ禍におけるウェブ検索とヘルスリテラシー パンデミック時のフェイク情報対策に向けて|京都大学


京都大学、早稲田大学、
東京都健康長寿医療センターの研究グループは、
eヘルスリテラシーの低いインターネットユーザーと
高いユーザーにおける、COVID-19情報の
検索と利用について調べるため、2021年10月に
日本のインターネットユーザー6,000名を対象に
インターネット調査を実施。

ヘルスリテラシーの測定には、
e ヘルスリテラシースケール(eHEALS)と
デジタルヘルスリテラシー評価ツー COVID-19パンデミック版(DHLI)
を使用し、インターネットの健康情報探索行動は、
検索したウェブ情報源(10項目)と、
参加者が新型コロナウイルス感染症に関して
検索したトピック(10項目)で評価や
コロナに関するインターネットの情報探索と利用において
困ったことについての自由回答を設定して行われました。

その結果からわかったこととは?
詳しくはリンク記事でお確認ください。

コロナ禍におけるウェブ検索とヘルスリテラシー―パンデミック時のフェイク情報対策に向けて― | 京都大学
 高橋由光  医学研究科准教授、中山健夫 同教授、石﨑達郎 同非常勤講師、光武誠吾 東京都健康長寿医療センター研究所研究員、岡浩一朗 早稲田大学教授らの研究グループは、コロナ禍における健康情報のウェブ検索とeヘルスリテラシーの関連性、そしてウェブ検索時に直面した課題について明らかにしました。  コロナ禍では、誤情報の拡散によるインフォデミックが深刻な問題となりましたが、正しい情報を得るためのウェブ検索の難しさや、それがeヘルスリテラシーとどのように関連するかは不明でした。本研究では、2021年10月に日本のインターネット利用者6,000名を対象に調査を実施しました。高いeヘルスリテラシーを持つ参加者は多様な情報源を利用する傾向がありました。しかし、ナビゲーションやプライバシー保護のスキルが高い参加者は、慎重に情報を利用していました。半数の参加者(47%)は、情報検索に困難を感じていました。「情報の質と信頼性」、「必要な情報の過不足」、「公共機関等への不信感や疑念」、「コロナ関連情報の信頼性」の面で、情報検索の難しさを抱えていました。この研究は、パンデミック時の健康分野におけるフェイク情報対策に向けての第一歩になると考えられます。
www.kyoto-u.ac.jp

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