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新規環境への進出に際して生じる生き方の多様化 「湖」へ回遊したサケ科魚類における回遊パターンの多様化と大型化|京都大学・富山大学・東京大学

サケ科の魚であるアマゴとサツキマスという魚は、
大きさや模様が異なることから別の魚に見えますが、
サツキマスは、川で生まれたアマゴが海に下って成長し、
再び5月ごろに川に遡上し、アマゴは海に行かずに
河川や湖、ダム湖などで育ちます。

サツキマス|Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/サツキマス

東京大学、富山大学、京都大学の研究グループは、
冷水帯がある3つの湖と、冷水帯がない1つの湖の
流入河川において、降湖型マスの大規模なサンプリングを行い、
鱗の輪紋解析や耳石のストロンチウム同位体分析に
基づく回遊履歴の推定を実施。

その結果からわかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

新規環境への進出に際して生じる生き方の多様化~「湖」へ回遊したサケ科魚類における回遊パターンの多様化と大型化~ | 京都大学
 中西勇太 理学研究科修士課程学生(研究当時)、佐藤拓哉 生態学研究センター准教授、太田民久 富山大学講師、飯塚毅 東京大学准教授、岸大弼 岐阜県水産研究所研究員ら研究グループは、サケ科魚類のアマゴ・サツキマスにおいて、「湖」という新規環境へ回遊した場合に、本来の海へ回遊した場合に比べて、回遊年数の多様化や遡上季節の変化、およびそれらに伴う顕著な大型化がみられることを定量的に示しました。本研究成果は、新規環境の創出や環境の大きな変化に際して、野生動物が柔軟に移住パターン、ひいては生活史を変化させながら暮らしている可能性を示す重要な知見です。  本研究成果は、2024年12月10日に、国際学術誌「Oikos」にオンライン掲載されました。
www.kyoto-u.ac.jp

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