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紀州南高梅の染色体レベルでの高精度ゲノム解読 気候温暖化適応型品種改良に貢献|京都大学

南高梅は、和歌山県を主な生産地とする
梅の品種のひとつで、果実が非常に大きく、
数ある梅の品種の中でも最高級とされています。

南高梅|Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/南高梅

京都大学の研究グループは、この南高梅が
気候温暖化による開花期の前進や
受粉樹との開花期のずれ、さらには不完全花の
発生などによる収量数の減少となっている点に着目し、
気候温暖化適応型品種の育種を目指して、
塩基配列解読を実施。

その結果からわかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

紀州南高梅の染色体レベルでの高精度ゲノム解読―気候温暖化適応型品種改良に貢献― | 京都大学
 山根久代 農学研究科准教授、向子帆 同特定助教、Yuan-Jui Lin 同修士過程学生(研究当時)、西山総一郎 同助教、田尾龍太郎 同教授らの研究グループは、高級梅干し・梅酒ブランド「紀州南高梅」としても知られるウメ「南高」のゲノムを、ハプロタイプレベルで解読することに成功しました。    本研究グループは、気候変動による収量不安定化の主な要因となっている開花や発芽の温度応答性形質について、それらを決定する遺伝領域を同定し育種の高度化をはかることを目的に、「南高」のゲノム解読とQTL解析を行いました。最新ロングリードシークエンス技術による塩基配列解読とアッセンブル技術を用いることで、8本×2組=合計16本の染色体から構成される合計478.7Mbの配列データを明らかにしました。さらに、「南高」がもつ第4染色体の2つのハプロタイプの1つに生じた5.6Mbの染色体逆位が発芽期の多様化に寄与する可能性を明らかにしました。  本研究成果は、「南高」だけでなく日本に分布する他のウメ品種群の参照ゲノムとして広く利用され、今後の気候温暖化適応型ウメ育種の効率化に貢献することが期待されます。  本研究成果は、2024年12月4日に、国際学術誌「DNA Research」にオンライン掲載されました。
www.kyoto-u.ac.jp

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