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人の筋肉を使って複雑な計算ができる!|大阪大学

自然現象や生物の仕組みを模倣した計算技術があり、
リザバーコンピューティングもそのひとつで、特徴を生かした、
幅広い分野での応用が期待されています。

5分でわかるリザバーコンピューティング|独立行政法人情報処理推進機構
https://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/koubo/topics/reservoircomputing-explanation.html

大阪大学の研究グループは、人の生体組織の
変形場を物理リザバコンピューティングの
中間層(リザバ層)として利用する方法として、
人の筋肉のエコー画像を取得し、画像処理を行い、
筋組織の変形場を取得。

その手法を用いて、手首の伸展運動を行い、
筋組織の変形場を発生させて実験した結果から
わかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

人の筋肉を使って複雑な計算ができる! – ResOU
大阪大学大学院基礎工学研究科の小林洋准教授は、人の生体組織(筋肉)を利用して複雑な計算が可能であることを世界で初めて明らかにしました。 物理系の力学を利用して、複雑な計算問題を効率的に解決する計算手法を「物理リザバコンピューティング」と呼びます。これまで、物理リザバコンピューティングの中間層(リザバ層)として、光学系、力学系、量子系などさまざまなものが利用されてきましたが、人の組織を利用した例はありませんでした。 本研究では、人の生体組織の変形場を物理リザバコンピューティングのリザバ層として利用することを提案し、その実証として複雑な方程式を解くことに成功しました。これらのことは、人の組織が計算能力を有することを示しています。 これらの技術は、人の組織というその場にあるものを利用するため、ハードウェアレスな構成となり、人の近くのあらゆる場所で計算処理を提供できます。将来的に、ウェアラブルシステムなどへの応用が期待されます。 本研究成果は、米国科学誌「IEEE Access」に、2025年3月20日付けで掲載されました。
resou.osaka-u.ac.jp

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