飛行機での移動での時差ボケは、
その症状に人により違いはあるとしても、
体のリズムが狂ってしまい、
なんとなく体調が思わしくなかったり、
やたらに眠かったり、逆に眠れなかったりと、
長距離移動のリスクでもあります。
このとてもしんどい時差ボケを、
現在すでに存在する「薬」で改善できないか。
そんな研究をご紹介します。
名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)の
研究グループは、基礎生物学研究所、
京都府立医科大学、近畿大学医学部との共同研究で、
既存の薬を使ったドラッリポジショニング
(drug repositioning:既存薬再開発)
のアプローチから、ヒトの細胞に存在する
体内時を早く動かしたり、ゆっくり動かしたりする
効果がある薬を発見することに成功したそう。
新薬を開発するのではなく、既存の薬の中から
時差ボケを緩和する効果のあるものを
見つけ出す、ドラッリポジショニングで
開発を行うというのがポイント。
既存の薬からどうやって発見したのか、
また、その薬の一つをマウスのエサに
混ぜて食べさせてみた結果とは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。
今回の実験結果ではマウスの効果はありましたが、
今後はヒトに効果があるかどうかの
検証が待たれます。
情報源: 【プレスリリース】ほ乳類の体内時計を調節する薬を発見!〜マウスの時差ぼけ軽減にも有効〜 | 日本の研究.com
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