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「記憶を移植」 米研究者らがアメフラシの遺伝子で成功|BBCニュース

記憶は脳のどこに保存されているのか。
その謎を解くためのヒントとなる可能性もある
研究をご紹介します。

研究対象は、ジャンボアメフラシ。
アメフラシは、海水中で紫色の液をだす様子が
雨雲がたちこめたようだから
この名前が付いている軟体動物。

研究では、このジャンボアメフラシの尻尾に
軽い電気ショックを与えて、
防御反応で体を縮ませるように訓練した個体を作成。
訓練された個体は、体を収縮させる時間が
変わったということ。
この個体の神経から遺伝子のRNA(リボ核酸)を取り出し、
訓練を受けていないジャンボアメフラシに移植。

さて、どうなったでしょうか。
詳しくはリンク記事でご確認ください。

今回の研究で、すぐに記憶の保存場所がどこにあるかは
わからないとしても、この実験が謎を解き明かす
一つのヒントになるかもしれません。

なお、アメフラシと記憶の研究として有名なのは、
コロンビア大学のエリック・カンデル教授の研究があります。
アメフラシを使って、シナプスが変化することで
記憶が形成される仕組みを明らかにしたことで、
2000年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
今回の研究も、この研究で生まれた疑問が研究のヒントに
つながっているように思います。

その仕組みについては、こちらの記事に詳しく掲載されているので
併せてご確認ください。

脳と心の不思議に迫る—記憶や言語活動に関与する遺伝子と分子機構を求めて—
|サイエンス&テクノロジーVOL.5(2007年5月22日発行)京都産業大学
https://www.kyoto-su.ac.jp/project/st/st05_02.html


記憶の移植は長らく、典型的なSF(サイエンス・フィクション)のテーマだったが、最近の研究によってそれが現実味を帯びつつある。

情報源: 「記憶を移植」 米研究者らがアメフラシの遺伝子で成功 – BBCニュース

 

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