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【準備編】04 「バックアップを自動化する」では、
バックアップ方法について説明しました。
Windowsバックアップ用 のソフトウェアを使って、
特定のフォルダーを自動でバックアップして
保存する方法について説明しました。
その説明の中でご紹介した「Bunbackup」という
ソフトウェアについて、さらに設定方法などを
説明したいと思います。
なお、今回フリーソフトウェアの紹介をしますが、
多くの方が利用し、一般によく知られている
ソフトウェアを選びました。
ただし、ソフトウェアのインストールや利用においては、
自分の責任において利用してください。
不具合が発生しても、弊社では対応しかねますので
あらかじめご了承ください。
また、このソフトウェアは、
WindowsXP/Vista/7/8/8.1/10(2017年3月1日現在)
で動作するとなっています。
対象OS以外は利用ができませんので、
ご自身のWindowsのバージョンを確かめてから利用してください。
BunBackupをインストールする
「BunBackup」は、以下のページからダウンロードすることができます。
パソコンへのインストール方法などは以下を参照してください。
●ソフトウェア制作者のウェブサイト「Nagatsuki」
http://nagatsuki.la.coocan.jp/
※制作者のサイトだけあって、利用中に不明な点や
エラーが発生したときの対処方法などは、
解説書やサポート、あるいはブログなどを読むと
ほとんどが解決できます。
●BunBackup – 窓の杜ライブラリ
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/bunbackup/
●BunBackup – Vector
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se288018.html
インストールが終わると、以下のようなショートカットができます。
ダブルクリックして開きます。
最初に、設定画面に必要なメニューを表示させるための設定をします。
上部メニューの[設定]をクリックして表示されるメニューから
[機能表示設定]をクリックします。
機能表示設定の画面が表示されたら、
以下の項目にチェックマークをつけて、OKをクリックします。
次に、上部にある+マークをクリックして、
「バックアップ設定」画面を表示します。
バックアップの名前、バックアップ元(バックアップしたいフォルダー)、
バックアップ先を指定し、続いて[詳細]をクリックします。
バックアップ詳細設定画面が開いたら、
タブを順番に設定していきます。
「バックアップ方法」タブでは、以下のように指定します。
設定できたら、「ミラーリング」タブをクリックします 。
「ミラーリング」タブをクリックして開いたら、
次のいずれかで設定します。
●バックアップ元のファイルを削除したとき、バックアップ先のファイルも削除して保存するとき
→「ミラーリングする」にチェックします。
●バックアップ元のファイルを削除しても、バックアップ先のファイルしないとき
→「ミラーリングする」はチェックしないでください。
今回は、バックアップ元とバックアップ先を同じ状態にすることにして、
“ミラーリングする”をチェックします。
次に「世代管理」タブをクリックします。
バックアップは年月日の名前をつけて、
別々に保存することができます。
これを「世代管理」と呼び、この画面で設定します。
「世代管理」タブで、“世代を管理する”をチェックし、
フォルダーの名前のつけ方、何日間保存するかなどを設定します。
なお、毎回バックアップ先を上書きしてバックアップを
1つだけ保存しておきたいときは、
「世代管理」タブの設定は必要ありません。
「世代管理」を利用する場合は、バックアップ先のハードディスクの空き容量に余裕があるかどうかを確認してください。そして、空き容量がそれほどない場合に毎日バックアップするならば、「保存期間」の設定を1週間程度で削除する指定にするのがよいかもしれません。自分の環境にあわせて設定してください。
次に、「その他」タブをクリックして、
“高速ファイルチェック”にチェックマークを入れて、OKをクリックします。
そして、バックアップ設定画面に変わったら、
さらにOKをクリックすると、以下のような画面になります。
このようにバックアップが設定できました。
設定ができたら、この設定を保存しておきます。
設定を保存するには、[ファイル]をクリックし、
[名前を付けて保存]をクリック、
この設定の名前を任意につけて、保存をクリックします。
設定が終わったら、バックアップしてみましょう。
バックアップは、自動設定だけでなく、
以下のように手動でも行うことができます。
バックアップが終わると以下のような画面が表示されます。
※エラーがあった場合は、手動でコピーするなどで
対応できることもあるので、確認してみてください。
使用中のファイルや管理者権限のあるファイルの
バックアップでエラーがでることがあります。
初回のバックアップが成功すれば、
設定に問題ないことが確認できます。
自動バックアップの設定をする場合は
初回バックアップが成功したのを確認してから
行うことをおすすめします。
※なお、自動バックアップをするかどうかは任意です。
メニューの[設定]をクリック、[環境設定]をクリックします。
表示された「環境設定」画面で、
“自動バックアップする”にチェックマークを入れ、
バックアップの頻度を設定し、
[スタートアップ・タスク管理]ボタンをクリックします。
自動バックアップをしたい場合は、この画面で、
バックアップのタイミングや時間を設定します。
「スタートアップ・タスク管理」画面で、
先ほど保存した設定ファイルを指定して、
“スタートアップ”をクリックして[登録]ボタンをクリックします。
これで自動設定が完了しました。
Windowsを起動すると、スタートアップで
BunBackupが起動して、指定した時間になると
バックアップされるようになります。
※バックアップ先として外付けハードディスクを指定した場合、
外付けハードディスクをパソコンにつなげていないと
バックアップできませんので注意が必要です。
※自動バックアップがうまくいかない場合は、
制作者のFAQページなどを参照して確認してください。
https://nagatsuki.cocolog-nifty.com/bunbackup/faq/index.html
起動時にバックアップを起動するスタートアップや
Windowsのタスクスケジューラーを使った設定などもできます。
スタートアップ・タスク管理画面 では、
・「設定ファイル」では、先ほど作成した設定ファイルを指定しておきます。
・「登録先」では、スタートアップをクリックします。
以上で、自動バックアップ設定は完了です。
ちなみに、私はWindowsのスタートアップが遅くなるのが嫌なのと、自動でバックアップされているだろうと思っていたらBunBackupが立ち上がっていなかったという自分のミスが何度か続いたので(^^;)、スタートアップに登録する自動バックアップ機能は使っていません。
毎月15日と月末にバックアップを取ると決めてカレンダーに登録し、アラートを出して手動で実行しています。こんな感じで自分にあったバックアップ方法をいろいろ試してみてください。
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