論文として発表されたものを、
「再現できるのか」(再現性)
ということは、科学的研究では
とても大事なことです。
今回ご紹介する研究は、かつて行われた実験を
改めて行なった際に、異なる結果が導かれた事例です。
その実験とは「マシュマロ実験」。
1960年代後半から1970年代前半にかけて、
スタンフォード大学の心理学者・ウォルター・ミシェル氏が
実施した実験は、
(対象者)4歳の子どもたち186人
(実験方法)
・子どもたちは一人ずつ、マシュマロ1個と
机とイスだけがある部屋に通される。
・実験者は「私が帰ってくるまでの15分の間、
マシュマロを食べるのをがまんしたら、
マシュマロをもう1つあげる」
と子どもたちに告げて部屋を去る。
・その後の子どもたちの行動を観察。
その結果、2個目のマシュマロを手に入れた子どもを
追跡調査した結果、マシュマロを食べなかったグループは
後の人生で優秀だと評価されたとされています。
ニューヨーク大学のテイラー・ワッツ氏と
カリフォルニア大学アーバイン校のグレッグ・ダンカン氏、
ホアナン・カーン氏はマシュマロ実験の結果は疑わしいとみて、
被験者の数を900人以上に増やしてマシュマロ実験を実施。
今回は、被験者となる子どもの
人種・民族性・親の学歴といった点において、
アメリカの国民を反映したものにし、
実験結果を子どもの家庭の年収といった特定の要素について
調整が行ってみたのだそうです。
その結果とは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。
by Blaque X
子ども頃の自制心がその後の人生における長期的な成功と関連するという「マシュマロ実験」を懐疑的にみた研究者が、より大きな規模で実験の再現を行いました。子どもの人種・親の学歴・
情報源: 子どもの自制心が将来を左右するという「マシュマロ実験」が再現に失敗、自制心よりも大きな影響を与えるのは「経済的・社会的環境」
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