ミラー・セラピーと呼ばれる、
運動機能の損傷した一方の手に対して
鏡を使って行うリハビリテーションの方法があります。
鏡を介して「鏡面手前の手」の鏡像が
「鏡面背後の手」そのものであるように感じられてしまう
という錯覚作用を利用しています。
これまでは、この運動錯覚において、
鏡像の動きが単独で「鏡面背後の手」の運動錯覚を
どのように誘発してるかについて
検証することができなかったそうです。
名古屋市立大学大学院芸術工学研究科の研究では、
両手の動きを伴わない状態で、手の鏡像を動かすことができる
MVF(ミラー・ビジュアル・フィードバック)の装置を開発。
16人が参加した被験者実験において、
「鏡面手前の手」を一切動かすことなく、
この装置を利用して、鏡と「鏡面背後の手」のそれぞれを
様々な速度で同時に動かしたところ、
視覚情報が単独で果たす役割がわかったそうです。
詳しくはリンク記事でご確認ください。
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