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平成29年度「国語に関する世論調査」の結果について|文化庁

文化庁は、平成7年度から毎年、
「国語に関する世論調査」を実施しています。
平成29年度に実施した結果が公表されたので、
その内容をご紹介します。

調査対象者:全国16歳以上の男女
調査時期:平成30年3月
調査方法:個別面接調査
回収結果:調査対象総数3,579人
有効回収数(率)2,022人(56.5%))

調査内容は、
・国語や言葉への関心
・句読点や符号の使い方
・表記のきまり
・メールの書き方
・外来語についての意識
・新しい表現や慣用句等の意味・言い方
という項目ごとに結果がまとめられています。

たとえば「表記のきまり」で
どちらの書き方がよいかという設問として、
(ア)正に(イ)まさに
(ア)御案内(イ)ご案内
(ア)話合い(イ)話し合い
などのようにどちらがよいかを尋ねた結果などでは
「やっぱりそうか!」とか「なるほど」などと思うような
興味深い結果がわかります。

また、「同じ意味の言葉だと思うか,使い分けのできる言葉だと思うか」
という設問では、
(a)指針(b)ガイドライン
(a)共同事業体(b)コンソーシアム
などのような質問に対しての回答を見ると、
使い方や意味がよくわからないままに社会的に
使われている言葉が多いのではないかという問題も見えてきます。

新しい表現や慣用句等の意味・言い方の設問では、
その言葉を聞いたことがあるかという質問のほかに、
どの意味で使っているかを尋ねています。
本来の意味ではない目的で利用されている言葉は
思っている以上に多いのかもしれません。

詳しくはリンクのウェブページ下部にある
結果のPDFでご覧ください。

 


文化庁では,国語施策の参考とするため,平成7年度から毎年「国語に関する世論調査」を実施しています。この度,平成29年度に実施した結果がまとまりましたので,発表します。

平成29年度「国語に関する世論調査」の結果について|報道発表|文化庁
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1409468.html

 

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