作業記憶とは、情報を一時的に保持しながら
同時に処理する能力のこと。
ワーキングメモリとも呼ばれています。
今回ご紹介する研究でいう“頭の回転が速い”とは、
前に言ったことを踏まえて、次々と会話を
発展させることができるような人と話している時に
感じる頭の回転を指しています。
一時的に情報を保持して複数の作業を
同時に行う能力この能力に、作業記憶が関係している
ということを前提としています。
これまで数多くのfMRIを用いた研究によって、
作業記憶には前頭葉の働きが重要であることが
報告されています。
以前、アンドラでも以下の記事で作業記憶についての研究を
ご紹介しました。
作業しながらだと記憶がほんのわずかしか保持できない理由とは?|GIGAZINE
国立研究開発法人量子科学技術開発機構が行なった
PETとfMRIを用いた実験を今回はご紹介します。
これまでに行われた動物を用いた実験で、
作業記憶などの認知機能にヒスタミンH3受容体が
関与していることが報告されています。
今回は、健常男性被検者10名の作業記憶に関わる
脳活動を計測するため、fMRIで脳活動を計測しながら
Nバック課題と呼ばれる作業記憶能力を調べる
テストを行ったそうです。
作業記憶に関わる外側前頭前野の活動と、
ヒスタミンH3受容体密度の関わりとは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。
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