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【準備編】08 「画面キャプチャの方法を知る」では、
WindowsやMacに標準で搭載されている機能を
使った方法を説明 しました。
Windowsには、ショートカットで画面キャプチャを行い、
ペイントは編集加工する方法のほかに、
WindowsVista以降のOSでは「Snipping Tool」という
画像加工用のツールが用意されています。
今回は「Snipping Tool」の機能について説明します。
尚、今回の説明は、Windows10の
「Snipping Tool」で説明します。
Snipping Toolを使って画面をキャプチャする
Windowsアクセサリの中に、「Snipping Tool」がありますので、クリックして開きます。
頻繁に利用する場合は、タスクバーに固定しておくとよいでしょう 。
※参考:IT準備編(1) タスクバーによく使うアプリを固定する
立ち上げると、以下のような小さいメニューが表示されます。
[新規作成]の右にある▼(下向き三角)マークをクリックする と、以下のように4つのメニューが表示されます 。“切り取り”という言葉を使っていますが、これは画面キャプチャのことです。
それぞれの“切り取り”を実施すると、どのような画像をキャプチャできるのか説明します。
●自由形式の領域切り取り
マウスで自由にドラッグして囲んだ部分が切り取れます。
例えば、以下の図のように囲ったとします。
切り取りの結果は以下のようになります。
「Snipping Tool」のウインドウの中にキャプチャした画像が取り込まれます。
切り取りの結果は以下のようになります。
「Snipping Tool」のウインドウの中にキャプチャした画像が取り込まれます。
●四角形の領域切り取り
これは、自由形式と違って、クリックしてドラッグしたところまでを四角形で囲んで切り取ります。
●ウインドウの領域切り取り
アクティブになっているウインドウ全体を切り取ります。複数のウインドウを開いているときは、マウスを移動すると取得したいウインドウを選択することができます。
●全画面領域切り取り
画面全体を切り取ります。[Print Screen]キーをクリックしたときと同じ画面をキャプチャし保存することができます。
切り取った結果がOKであれば、名前を付けて保存します。
保存形式は、PNG形式、GIF形式、JPEG形式、単一ファイルHTMLで保存することができます。
4種類のすべての切り取り方法で同様の保存形式での保存ができます 。
Snipping Toolの遅延機能
「Snipping Tool」には、遅延機能があります。
この機能は、Windows10の「Snipping Tool」から搭載されています。
ここで選択した秒数の分、キャプチャするまで時間ができます。
例えば、「5」を選択すると5秒後にキャプチャします。
この機能を使うと、目的の操作を行った画面(例えば、操作した結果をキャプチャ、動画の5秒後をキャプチャなどのように時間の経過で変化する画面)をキャプチャすることができます。
Snipping Toolのオプション設定
以下のオプション画面にある項目については、操作の際の設定を変更することができます。
Snipping Toolを使ってできること
メニュー部分を見てみましょう。
遅延の右側にあるフロッピーマークから順番に説明します。
(A)切り取り 領域の保存:「Snipping Tool」に取り込まれた画像を保存
(B)コピー:コピーボタンをクリックして、WordやPowerPointなどのアプリケーション上でペーストできる
(C)切り取り領域の送信:Outlookを使っている場合は、このボタンをクリックするとメールに画像を添付することが可能
(D)ペン:赤ペン、青ペン、黒ペン、カスタムペンから選択して、「Snipping Tool」に取り込まれた画像に自由に描画可能
※カスタムペンは、色(16色)、幅(3種類)、ヒント(角型か丸形)を選択できる
(E)蛍光ペン:蛍光ペンで画像にマークできる
(F)消しゴム:ペンや蛍光ペンで書いたものを消すことができる
ショートカットで画面キャプチャしてペイントで加工する方法よりも、
キャプチャと編集加工、そして保存までまとめて可能な
「Snipping Tool」は便利なツールだと言えます。
そして、数ある機能の中でとりわけ使い勝手が良いのが
「遅延」機能。
設定した秒数を遅延してキャプチャしてくれるため、
利用範囲が広がります。
Webブラウザの画面をキャプチャするのは専用のブラウザ用のアドオンもいろいろ存在しています。いずれもブラウザやパソコンの動作に影響を与える場合があるので自己責任で利用してください。「Snipping Tool」の登場で、以前と比べるとWindowsの画面キャプチャも便利になりましたね。まだ使ったことがないという方は一度試してみてください。
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