ITスキル準備編

【準備編】(8)画面キャプチャの方法を知る

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新入生のさとうさん、今度はプレゼンテーションを作成しているようです。
画面キャプチャという表示されている画面の状態を
画像で保存する方法は知っているようですが、
必要な部分だけをキャプチャする方法があります。
今回は画面キャプチャについて説明します。

おっ、今日はプレゼンテーションを作成しているのかな。

そうなんです。明日発表なんですけど 、画面上のこの画像を取り込みたくて。
「Print Screenボタン」を押して画面をキャプチャしているんですけど、これを使いたい部分だけに加工しないといけないなぁ。

必要な部分だけを画面キャプチャする方法があるよ。

●パソコンで学ぶために最低限整えたい10のこと

(1) タスクバーによく使うアプリを固定する(掲載済み)
(2) 専用フォルダーをつくる(掲載済み)
(3) ファイル名の付けかた(掲載済み)
(4) バックアップを自動化する(掲載済み)
(5) クラウドサービスを利用する(掲載済み)
(6) USBドライブは補助的に(掲載済み)
(7) メモ帳機能を使う(掲載済み)
(8) 画面キャプチャの方法を知る
(9) 圧縮と解凍ツール
(10) Acrobat Readerのインストール

キーボードのショートカットを使った基本的な画面キャプチャ

画面キャプチャはキーボードの特定のキーを押して
取得することができます。
これは、WindowsもMacの場合も同じです。

●Windowsの場合

ご利用になっているキーボードによって表示は違いますが、
[Print Screen]や[PrtSc]と書いてあるキーを使います。
今回の説明では[Print Screen]と記載します。

(A) 画面全体をキャプチャ
  [Print Screen]キーのみをクリックします。
(B) アクティブになっているウインドウをキャプチャ
  [Alt]キーと[Print Screen]キーを同時に押す
(C) 画面全体をキャプチャしたものを自動保存
  [Windows]キー+[Print Screen]キー

画面全体のキャプチャを「ピクチャー」ライブラリの
「スクリーンショット」フォルダーに
自動的に保存(PNG形式)します。

(A)と(B)は、画面をキャプチャした
(撮影された)瞬間をパソコンが一時的に
キープしている状態です 。
それを、PowerPointなどのアプリケーション上に
直接貼り付けることができます。

キャプチャした画像を貼り込みたい場所で
右クリック、貼り付けオプションで「図」をクリックすると
画面キャプチャした画像を貼り付けができます。

また、「ペイント」を使って画像として保存することもできます。

※参考:ペイントで画像を編集して、保存する方法
(1)「Windowsアクセサリ」というメニューの中に、
[ペイント]があるのでクリックします。

よく使う場合は、タスクバーにペイントを
保存しておくと便利です。
タスクバーへの登録は、
【準備編】タスクバーによく使うアプリを固定する
ご参照ください。

(2)ペイントが開いたら 、貼り付けをクリック
(あるいは、[Ctrl]キーと[V]キーで貼り付け)します。

ペイントで保存

(3)貼り付けた画面のままで大きさだけ変更して保存するには、
メニューの[サイズ変更]をクリックします。

ペイントでサイズ変更

選択をクリックして表示されるメニューは以下のようになっています。
サイズ変更で、自分の必要とするサイズに変更して[OK]をクリックします。

ペイントサイズ変更のメニュー画面

(4)貼り付けた画像の一部だけを利用したい場合(トリミング)は、
メニューの[選択]をクリックして、切り抜きたいエリアを選びます。

ペイントで画像をトリミング

選択したら、メニューの[トリミング]をクリックすると
選択した部分が切り抜かれます。

選択範囲をトリミングメニュー

(5)画像を加工したら、保存します。
保存形式は以下のように、
「PNG画像」「JPEG画像」「BMP画像」「GIF画像」「その他の形式」
から選ぶことができます。
画像形式を選んで、名前を付けて保存します。

ペイントで画像を保存する

なお、画像をキャプチャして加工する方法がもうひとつあります。
「Snipping Tool」というアプリケーションを使う方法です。
詳しくは、「【+α】Snipping Toolを利用しよう」をご覧ください。

●Macの場合

Macの場合は、画面キャプチャを
「スクリーンショット」と呼びます。
操作方法は、基本的にキーボードを利用した
ショートカット操作で行います。

(A) 画面全体のスクリーンショットを撮る
[shift]キー + [command (⌘) ]キー + [3]キーを同時に押す。

画面全体のスクリーンショット

(B) 画面の選択した部分(手動で選択できる)のスクリーンショットを撮る
(1)[shift]キー + [command (⌘) ]キー + [4]キーを
同時に押して、マウスポインターを十字型に変える
(2)マウスポインターで範囲をドラッグして選択して、
選択できたらドラッグしたマウスのボタンを離す
(タッチパッドの場合はドラッグ中に抑えている指を離す)

画面の選択した部分をスクリーンショット

(C) ウインドウのスクリーンショットを撮る
(1)[shift]キー + [command (⌘) ]キー + [4]キーを
同時に押してマウスポインター を 十字型に変える
(2)スペースバーを押すと、マウスポインターが
十字型からカメラのマークに変わる
(3)撮影したいウインドウにカメラマークを持っていき、
そのウインドウがアクティブな状態(ハイライト)にする
(4)ウインドウがアクティブになったら、クリックする
※見えているウインドウが別々にキャプチャできる

画面の見えているところを指定して別々にスクリーンショット

(D) メニューのスクリーンショットを撮る(メニュー全体
(1) [shift]キー + [command (⌘) ]キー + [4]キーを
同時に押してマウスポインター を十字型に変える
(2) メニュー全体をドラッグして選択して、
選択できたらドラッグしたマウスのボタンを離す
(タッチパッドの場合はドラッグ中に抑えている指を離す)

メニューのスクリーンショットを撮る

(E) メニューのスクリーンショットを撮る(タイトルを除いたメニューの内容のみ)
(1)[shift]キー + [command (⌘) ]キー + [4]キーを
同時に押して、マウスポインターを十字型に変える
(2)スペースバーを押すと、マウスポインターが十字型から
カメラのマークに変わる
(3)開いているメニュー部分にカメラマークを移動すると
アクティブ(ハイライト)になるのでクリックする

メニュー内容のみスクリーンショットを撮る

(F) Touch Bar のスクリーンショットを撮る
(注:Touch Bar を装備したMacに
macOS Sierra 10.12.2 をインストールしている場合のみ)
[shift]キー + [command (⌘) ]キー + [6]キーを同時に押す。

という5つの方法があります。

詳しくは、以下のページも参照してください。
Mac でスクリーンショットを撮る方法(Appleサポート)
https://support.apple.com/ja-jp/HT201361

Macの場合は、画像を「プレビュー」という機能で
編集加工することができます。
保存した画像を、Dockの「プレビュー」アイコンにドラッグすると、
「プレビュー」アプリを開くことができます。
最初に、開いた「プレビュー」の上部右上にある
ツールボックス型のアイコン(マークアップツールバーのボタン)を
クリックして、操作メニューを表示します。

マークアップツールバーを表示するボタン

※マークアップツールバーを表示するボタン

マークアップツールバーボタンをクリックした結果

トリミングしたりコピーしたりという基本的な編集機能のほかに、
・インスタントアルファ:画像の背景やその他のオブジェクトを選択して消去する
・図形ツール:図形を追加する
・テキストツール:テキストを追加する
・カラー調整ボタン:画像のレベル、色合い、露出、コントラストなどを調整する
・サイズを調整ボタン:サイズを調整する
・PDFファイルを編集する
という機能もあります。

詳しくは、以下のページも参照してください。
プレビュー App で画像や PDF を表示・編集する
https://support.apple.com/ja-jp/HT201740

Macの「プレビュー」でPDFに注釈を付ける – Apple サポート (日本)
Macの「プレビュー」で、メモ、テキスト、図形などのツールを追加して、PDFにマークを付けます。
support.apple.com

説明の補足にキャプチャ画像を貼り込んだり、動画をキャプチャした画像をノートテイキングしているEvernoteに貼り込んだりと、学業の中ではフル稼働だった画面キャプチャ。WindowsやMacに最初から搭載されているアプリでも十分に編集が可能なので、覚えて活用してください。
次回は圧縮と解凍ツール のお話です。お楽しみに。


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